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高卒認定試験合格後の進路についての考え方《海外留学》!

コラム

高卒認定に合格したら,その後の進路はさまざまな選択肢があります。
国内の大学などに進学して勉学を続ける人も多いですが,同じ勉強するなら日本を離れて海外へ行き,語学の習得はもちろん他では得られない貴重な体験をすることも未来の自分にとって大きな財産になるはずです。

海外へ留学することで新しい自分を発見できるかもしれません。しかし,一方で海外留学については情報などよくわからないことも多いため敬遠する人もいると思います。

留学について何も知らない人が,とりあえず留学することを決めたとします。どの国を選べばよいのか,どんな学校に行くのか,何をどうしたらよいのかまったくわからず,知り合いに情報をもっている人もいない…そういう人がどうすれば実際に留学できるのか,説明してゆきましょう!

海外留学の概要

一言で海外留学と言っても,留学先(国,地域,都市)や留学期間,留学の目的によって様々です。
例えば,留学を期間で分けると,夏休みや春休みを利用していく「短期留学」,1 年間あるいは大学卒業まで留学する「長期留学」があります。

留学先の国で分けると,大きく分けて英語圏と非英語圏になりますが,やはり人気があるのはアメリカやカナダ,イギリス,オーストラリア,ニュージーランドなどの英語圏各国です。
非英語圏はフランスやイタリア,スペイン,中国,韓国などがありますが,大学留学の行き先となりますと,やはり英語圏が一般的です。

留学の目的も様々ですが,語学の習得や海外体験を目的とした語学留学に行く方は多いです。
それ以外には,海外の高校や大学にいく高校留学と大学留学。それ以外に,資格取得を目的としたものや海外インターンシップなどもあります。

10 代,20 代の一時期を海外で過ごしたいという方は多いですが,どこに行って何をするのかは人それぞれです。自分の目的や条件に合う留学をしっかり探したいですね!?

留学しようと思ったらまず何をする?

留学しようと思ったら,まずは「条件」と「目的・希望」の2 つを考えることが重要です。
それらを考えずに,どこがいいんだろう?と考えても,何も考えはじめることができません。
また,留学経験者に「どこがオススメですか?」などと聞いても,それらがなければアドバイスすらできません。

まず「条件」に関してですが,条件というのは大きく分けると「予算」と「期間」になります。
つまり,お金と時間に余裕のある方には関係ありませんが,留学を考えているほとんどの方が「予算」と「期間」の上限を持っているはずです。

例えば,予算はMAX200万円で,期間も1 年以内とか…。そして,その条件に合わない留学は現実的ではありません。まずはその点を考えてみてください。

次に「目的・希望」です。海外に行ったら,あれもしたい,これもしたい,あれも得たい,これも得たいとなってしまいがちですが,限られた予算や期間の中であれもこれも得ることは現実的ではありません。そのため,何のために行きたいのかを1 つだけあげるとしたら何かを考えてみます。
人によっては「とりあえず,一度海外で生活したみたい」という希望が第一かもしれませんし,人によっては「とにかく英語力をつける」という目的が第一かもしれません。

次に「目的・希望」です。
海外に行ったら,あれもしたい,これもしたい,あれも得たい,これも得たいとなってしまいがちですが,限られた予算や期間の中であれもこれも得ることは現実的ではありません。
そのため,何のために行きたいのかを1 つだけあげるとしたら何かを考えてみます。
人によっては「とりあえず,一度海外で生活したみたい」という希望が第一かもしれませんし,人によっては「とにかく英語力をつける」という目的が第一かもしれません。

留学のための準備や手続きは?

「条件」と「目的・希望」がある程度明確になれば,あとはその条件の中で目的や希望を達成することができる留学プランをつくるだけです。
どこの国のどういう学校がいいのか,そして,そこに行くためにはどのような手続きが必要か。

留学の準備にはプランニングの期間も入れますと,渡航の1 年以上前が理想ではありますが,短期の語学留学などは渡航の1 ヶ月前でも手続きが可能な場合もありますので,一概には言えません。
しかし,留学の選択肢を狭めないためにも,早めに考え始めることが大切です。

手続きの手順を簡単に書きますと,

「留学のプランニング」→「学校選択」→「出願手続き」→「入学手続き(費用の支払い)・滞在先手配」→「渡航手続き」

となります。手続きの手順や方法は学校によっても多少異なりますが,それらは学校が決まれば,それに従って進めていくだけですので,一番重要な手順は最初の「留学のプランニング」と「学校選択」の2 つです。

留学希望者の大きな関心の一つに「留学費用」があげられますが,費用は留学先によって大きく異なります。ただ,どのような留学をするにしましても,留学費用の大半を占めるのは「授業料」「滞在費」「渡航費」の3つです。
つまり,とにかく安くと思ったら,授業料と滞在費が安い国・地域・学校を選び,そして,渡航費が安い時期に行くことになります。

しかし,安いということはそれなりの理由もありますので,そこにばかり焦点を当ててしまうと,安かろう悪かろうとなってしまう可能性もありますからバランスが大切です。

留学生活の注意点

留学を希望する方が心配される点に「留学先の治安」ということがあります。
特に年齢が低い方や女性などが心配する傾向にありますが,これも一概には言えません。
例えば,「アメリカは銃社会だから怖いですよね?」と言っても,ほとんどの地域や街ではその恐怖は感じません。

また逆に,「オーストラリアは治安いいですよね?」と言っても,犯罪発生率は日本よりはるかに高いわけです。また,都市だから危なくて,田舎だから安全とも言えません。

私のアドバイスは「危ない時間に危ない場所に行かない」「日本の常識や考え方が通用しない国にいることを意識する」の2 点です。
どんなに治安が良いと言われているところでも,夜中の2 時に夜道を歩いていたらどんなトラブルに遭うか分かりません。
でも,逆にこの2 点を守っていれば,まず問題はないでしょう。また,犯罪の多くは人間関係の悪化から起こります。そのため,人間関係にも注意は必要です。

留学生活において,特にホームステイをする場合などは,他人の家に厄介になっているという意識で,ホストファミリーの家のルールに従うことも大切です。
ホームステイ代を払っていても,ホテルに滞在するのとは異なります。
各家庭にはそれぞれルールがありますから,滞在初日に「帰宅や食事の時間」「掃除や洗濯のルール」「シャワーのルール」などを聞いて,それに従いましょう。また,夜遅くなる場合など,必ず連絡を入れてください。

海外留学のメリットは?

海外留学した方の多くが「留学して良かった」という理由に次のようなことを挙げます。

  • 視野が広がった
  • 何をやっても頑張れる精神力が身に付いた
  • 日本の良さを認識した
  • 家族の大切さを知った

そして,その後で「語学力がついた」や「コミュニケーション力がついた」といった理由が挙がってきます。海外留学を日本の学校に 進学することとの比較でメリット・デメリットを考えてしまうと,語学力や学位などになりますが,それらを超えたところでいろいろ な経験が得られるのが留学だということになります。

私自身が過去15 年間留学の事業に携っている中で,留学しなかったことを後悔している人にはたくさん会いましたが,留学したこ とを後悔している人はほとんどいません。メリット・デメリット以前に「留学したい!」と思ったら,絶対に留学をして欲しいと思っています。

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海外留学Q & A

Q1:留学はしたいのですが,具体的に何を勉強していいのか分かりません。

A1:日本の大学を受験する際も学部・学科を決めるでしょうから,同じように,ある程度の絞込みができるのであれば,それを学べる学部・学科を探せばいいと思います。
しかし,何を勉強したらいいか全く分からない場合は,例えば,アメリカやカナダの大学であれば,最初の1 〜2 年は専攻を決めず,広く教養を身に付けるためにいろいろなクラスを取ることができるシステムになっていますので,その2 年間で徐々に方向性を絞っていくことがよいのではないかと思います。


Q2:どこの国・地域が安全ですか?

A2:「危ない時間に危ない場所に行かない」「日本の常識や考え方が通用しない国にいるこ とを意識する」という2 点を守っていれば,どこの国や地域に留学しても危険な目に遭う可能性は低いと思います。
しかし,国や地域によって治安の良し悪しがないかといえば,それはありますので,ガイドブックや経験者の話なども参考にしながら場所を絞っていけばよいと思います。


Q3:留学するための学力はどのくらい必要ですか?

A3:日本と同じように,海外にも様々なレベルの学校があります。そのため,一般論としては,平均以上の成績が欲しいですが,どのくらいの学力が求められているかは学校によって異なります。


Q4:留学するための語学力はどのくらいあればいいですか?語学力がなくても留学できますか?

A4:どこの大学に留学する場合も語学力は必要です。求められている語学力は学校によって異なりますが,(英語の場合)英検で換算すると少なくとも2 級から準1 級程度は必要です。
しかし,多くの日本人はまずは語学学校または大学付属の語学コースから留学を開始しますので,その場合,あらかじめ語学力がある必要はありません。語学力がなくても留学はできます。


Q5:たくさん学校がありますが,その中からどうやって選んだらいいですか?

A5:留学しようと思ったら,まずは「条件」と「目的・希望」の2 つを考えることが重要です。その2 つがある程度明確になれば,あとはその条件の中で目的や希望を達成することができる留学プランをつくり,それに該当する学校を探していくことになります。
人によっては,優先順位の第一位がロケーション(留学先の場所)になり,その場合はまず国・地域・都市を絞ることから始めます。優先順位の第一位が学校のレベルということであれば,ランキングなどの
指標を参考にすればいいと思います。


Q6:どんな書類が必要ですか?

A6:出願する際に必ず提出しなければいけない書類は,「願書」と「残高証明書」の2 つです。
願書は当然ですが,留学の費用を賄えることを証明する残高証明書も必須です。また,多くの大学では「成績証明書」の提出も必要です。それ以外は学校によって異なりますが,エッセイ,推薦状などを求めるところもあります。また,アート系の専攻ではポートフォリオ(作品)なども提出します。それから,語学力を証明するもの(TOEFLやIELTS のスコア)も必要ですが,これは語学学校・語学コースから始める場合は不要です。


Q7:入学選考はどのように行われますか?現地に行って入学試験を受けなければなりませんか?

A7:海外の大学は基本的に書類選考のみで合否が判定されますので,現地に行って入学試験を受ける必要も,面接を受ける必要もありません。
しかし,中には面接に来ることを奨励している学校もありますので,それらは留学を希望する学校の出願方法をご確認ください。


Q8:現地での学費や生活費にあてるお金はどうやって日本から持っていけばいいですか?

A8:授業料や滞在費はあらかじめ日本から送金してしまう場合と,現地で直接学校や滞在先に支払う場合があります。
現地で支払う場合,お金を持って行く必要がありますが,最初は必要な分だけトラベラーズチェック(旅行用小切手)で持っていき,支払って余った分を銀行口座を開設してそこに預け,それ以降は現地の銀行小切手で支払うのが簡単です。
または,授業料などはクレジットカードで支払うことなどもできますので,トラベラーズチェックの代わりにクレジットカードを利用するのであればその方が楽です。
現地で銀行口座を開設してしまえば,あとは日本のご両親などがそこに海外送金をすることができます。


Q9:住むところはどうやって探したらいいですか?

A9:通常,留学生は学校や学校が提携している業者が手配するホームステイ,または,学生寮に滞在しますので,自分で探す必要はありません。そして,しばらくそのような滞在方法で生活した後に,自分でアパートを探したり,あるいは,友達とアパートをシェアしたりということもできます。


Q10:現地で病気・トラブルになったらどうしたらいいですか?

A10:留学生は留学生保険への加入が義務づけられています。
そのため,現地で病気や怪我にみまわれた場合,まずは保険会社に連絡をして,どの病院に行ったらいいのか?どのように対処したらいいのか?を確認してください。それ以外のトラブルに関しては,ほとんどの学校が留学生オフィス(International Student Office)を設けていますので,そこに相談に行きます。


Q11:外国の大学を卒業したら日本の大学院に進むことができますか?

A11:できます。また,外国の大学から日本の大学に編入する方もいらっしゃいます。
入学の条件は大学によって異なりますので,それぞれチェックしてください。


Q12:留学は就職に有利ですか?

A12:業種・職種によっても,各企業によっても,社員に期待するものは異なるでしょうから,一概には言えませんが,「視野の広さ」や「強い精神力」「高いコミュニケーション能力」を期待して,留学生を積極的に採用する会社はあります。不況期になればなるほど,画一的でなく,自分の頭で考えて行動できる人材が求められますから,留学は就職に有利と言えるのではないでしょうか。

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<筆者プロフィール>
豊田圭一
1969 年生まれ。幼少時をアルゼンチンで過ごす。1992 年上智大学経済学部卒業。
1994 年に海外教育コンサルティング事業を立ち上げ,個人を対象とした留学コンサルティングのほか,大手英会話スクールの留学事業立ち上げ,企業派遣留学のサポート,海外大学の日本事務局運営などに関わる。その傍ら,いくつかの企業の新規事業や起業に関わる。
現在,オーベクス国際交流協会の副代表,内閣府認証NPO 留学協会の副理事長,All About[ 留学・インターンシップ] のガイド,株式会社グローバルモバイルの代表取締役として活動中。主な著書に『とにかくすぐやる人の考え方・仕事のやり方』『何でもすぐ決めすぐ動く,すぐやるチームのつくり方』がある。