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高卒認定試験と「単位修得証明書」の関係。「単位修得証明書」の有効期限と申請方法。

コラム

<高卒認定を目指す時に取り寄せたい単位修得証明書>
以前は大検と呼ばれていた試験が「高卒認定試験」と名称変更されたのは平成17年のこと。
大検はどうしても大学入試のための試験というイメージがありましたが、高卒認定試験はその名の通り「高卒と同等の学力があることを証明してくれるもの」という位置づけのものになりました。
これは大学進学のためだけでなく、就職時にも使いやすいものです。
試験を受けようと思ったときぜひ取り寄せたいものに「単位修得証明書」があります。
これはどのようなものでしょうか。

単位修得証明書とはどんなもの? なぜ取り寄せた方がいい?

単位修得証明書を発行できるのは高校を中退、退学した人です。通っていた期間によって試験科目の免除を受けることができます。

免除できる科目があれば、予備校に通う際の受講料や受験料が減るばかりではなく、試験で必要な科目だけを集中的に勉強することができ、合格するまでの期間が短くなるなどメリットがいっぱいです。

免除される科目については入学時期や在学期間、通っていた学校によっても異なってくるため、全日制の高校、通信制・定時制高校に通っていた人は、まずは学校に問い合わせることが大切です。

単位修得証明書の申請方法は?

まずは通っていた学校に電話で確認しましょう。急に行って、すぐに受け取れるものではありません

基本的に情報は最低20年間残っています。学校が名称変更した場合でも同じですから、まずは学校へ問い合わせを。学校が廃校や合併などで無くなっている場合には、地域の教育委員会へ電話をしてください。電話で確認をしたら、学校に「単位修得証明書発行申請書」を提出し、単位修得証明書が発行されるのを待ちましょう。

数回の確認作業が必要だったり、場合によっては何回か学校へ赴く必要があったりするため、確認作業はしっかりと行ってください。

単位修得証明書発行の注意点は?

単位修得証明書は2枚必要です。
願書提出用(開封無効・厳封)1通と、自分確認用の1通(コピーで可)です。自分確認用は控え以外に内容を自分で確認し、免除となる科目を確認するために必要になります。

学校によっては、封をした状態で1通しかもらえないことがありますが、内容は必ず確認しておく必要があるので封を開けても問題ありません。

一番注意しなければならないのは有効期限です。
基本的には単位修得証明書には有効期限なしとしている学校が多いですが、最短で6カ月としている学校もあります。そのため、確認するために1通を申請し、願書提出時期に間に合うようにもう1通を申請すると良いでしょう。

また、文部科学省の様式で書類を作成いただくように窓口にお願いしてください。書式が違うときちんと処理されない場合があります。

書類形式、有効期限などの確認事項をひとつひとつ確認しながら進めましょう。
また、突然学校へ行ってもすぐに発行できない場合もありますから、十分な余裕を見て申請作業を進めることが大切です。