受験勉強のかいもあって高認に見事合格、そこから転職や就職を考えるという人も多くいます。
そんなとき意外と悩むのが「履歴書」の書き方です。高認合格は、履歴書にはどのように記入すれば良いのでしょうか。
あくまで「資格」だけど……
高認合格は学歴ではなく、あくまで国が認めた資格のため資格の欄に記入するのが適切です。しかし、高認は知識や技能を証明する通常の資格とは性質が違います。
高認合格だけを資格欄に書くと学歴の流れがひと目で分かりません。
特に高認取得後に大学や専門学校に進学した場合はなおさらです。中学卒業あるいは高校中退からいきなり大学入学とあれば相手側も戸惑ってしまいます。
高認も高校卒業と同じように、学歴欄に記入して頂いた方がどのような履歴をお持ちかが一目で分かります。
ところで、就職活動をする中では面接時に履歴書の記載内容について聞かれることも多くあります。
「高卒認定は資格だけど、なぜ学歴のとこに書いたの?」と聞く面接官もいるかもしれません。
その場合は「高認は国から高卒と同等の学力を認められたものだから、あえて学歴として記入しました」という風に答えるのが良いでしょう。加えて高認の受験理由を具体的に答えられれば印象もアップします。
具体的な記入例は?
学歴欄には中学卒業や高校中退とともに記入していきましょう。
中退も学歴ではありませんが、流れを正確に掴む上では記入したほうが分かりやすいです。
【記載例】
平成23年3月○○中学校を卒業
平成23年4月○○高等学校へ入学
平成24年5月○○高等学校を中退
平成26年8月 高等学校卒業程度認定試験合格
また、高校在学中に高認に合格した場合は
平成28年3月○○高等学校卒業見込み
平成27年9月高等学校卒業程度認定試験合格
という風に、卒業見込みが先に来るように記入しましょう。
高認合格後に進学した場合も
平成23年3月○○中学校を卒業
平成23年4月○○高等学校へ入学
平成24年5月○○高等学校を中退
平成26年8月 高等学校卒業程度認定試験合格
平成27年4月○○大学○○学部○○学科へ入学
という具合に中退も含めた経過が分かるように書きましょう。
上記のように学歴欄に記入した上で、資格欄にも高認合格を併記するという手もあります。
履歴書は選考のための第一歩。できるだけ良い印象を残したいものです。
学歴欄と資格欄、高認合格はどちらに書いてもかまいません。
高認合格を含めた学歴記入の仕方をおさえた上で、丁寧で見やすい履歴書を書きましょう。